成城学園前駅から徒歩1分の歯医者

虫歯治療

虫歯治療について

虫歯治療について

虫歯治療

虫歯は細菌が歯を溶かしていく感染症です。口の中には常在菌が数百種類存在していますが、ミュータンス菌などの虫歯菌が歯の表面に住み着くと歯をどんどん溶かしていき、痛みを生じたり歯を失う原因になっていきます。

虫歯ができる原因

歯の表面にプラークが溜まって歯が酸によって溶けることを脱灰といいます。
脱灰した表面に虫歯菌がさらに入り込んで糖を食べて酸を出すと、さらに深くに侵食していきます。それを繰り返して少しずつ虫歯は進行していくのです。

虫歯になりやすい人の特徴

歯の質

肌にも強い弱いや硬い柔らかいがあるように、歯にも硬い柔らかいという体質もあります。歯が硬い人は酸によって溶けにくく虫歯になりにくい、あるいは虫歯になるのに時間がかかる傾向があります。

それに対して、歯が柔らかい人は酸に侵されやすいので、短期間で虫歯になってしまうこともあります。子どもの歯は柔らかいので比較的進行が速く、定期的にチェックしてもらっているのに虫歯ができていたというケースはそのためです。

子どもも大人も、定期クリーニングしていても、残念ながら虫歯が絶対できないというわけではありません。もしできた時に早期発見、早期治療することが大切です。

常在菌の量と種類

常在菌は人によって様々で、大人になってから変えることはかなり難しいです。学校に不良少年がいたとしても良い先生や良い生徒が大多数なら、不良少年も目立った悪さはしにくいし、更生していくかもしれません。

しかし不良少年の人数が多いと、先生や友達も抑えられなくなり、影響を受けて仲間になっていく生徒も増えてしまいます。大事なのは割合です。不良少年の子たちを抑えてくれる善良な人たちが多い環境を口の中でも作りましょう。

糖(虫歯菌の餌)

町にいるギャングが少人数でも、資金源が豊富であれば治安は改善せず、ますます勢力を拡大していきます。虫歯菌も、最初は少ない数でも資金源(糖)が多量に、持続的に与えられればどんどん仲間を増やしてしまいます。

その資金源(糖)を減らすことで、ギャング(虫歯菌)を町(あなたの口腔内)から撲滅できるかもしれません。

虫歯を削る判断について

削るか削らないかの違いは、「進行するかしないか」で判断します。エナメル質内でおさまっている虫歯であれば「再石灰化」によって進行が停止することも期待できます。

しかし、象牙質に侵入してしまっている場合は浸潤スピードが速くなり、再石灰化は期待できないため、感染歯質の除去(=歯を削ること)が必要になります。

虫歯の進行と治療法

C1

特徴と治療内容

エナメル質内までしか進行していない虫歯をいいます。直線的に進むので範囲も狭いことが多いです。進行は遅く、フッ素による再石灰化を試みます

C1

C2

特徴と治療内容

象牙質に到達した虫歯をいいます。進行スピードが速く、浸潤的に横にも広がるので範囲が広くなる傾向があります。なるべく早めに治療することが被害を小さくするために必要になってきます。

C2

C3

特徴と治療内容

歯髄(神経)に到達した虫歯をいいます。神経が虫歯菌により感染してしまっているので歯髄を除去、消毒する(=根管治療を行う)必要があります
感染の度合いによっては、VPT(Vital Pulp Therapy)などにより歯髄を温存できるケースもあります。

C3

C4

特徴と治療内容

虫歯がかなり進行してしまい、歯が溶けてほとんどなくなった状態をいいます。地盤がゆるゆるの土の上に家を建てることができないのと同様に、その上に歯を作ることは難しい状態です。骨へ感染を起こし骨髄炎になる可能性もあるので抜歯が必要になります。

C4