成城学園前駅から徒歩1分の歯医者

矯正歯科

矯正歯科について

矯正歯科について

矯正歯科とは

歯並びが悪いと審美的な問題はもちろん、虫歯・歯周病の原因になったり、無呼吸症候群、口臭などさまざまな問題に直結します。見た目だけではなく歯のトラブルの改善のために、歯を正しい位置に並べて機能の改善をする治療になります。

矯正治療のメリット

アメリカでは歯並びが人の印象を大きく左右すると言われています。ハリウッドでは悪役や貧しい人を表現するとき、わざと歯並びの悪いマウスピースを使用したりします。

政治家で歯並びが悪い人は一人もおらず、先進国で日本は非常に珍しい国と揶揄されることもあります。そのためほとんどの人が10代のうちに矯正治療を経験すると言われています。歯並びを良くすると印象が良くなるだけでなく、将来的に残る歯の本数が多くなります

前後にガタガタになっているところは虫歯・歯周病で喪失することが多く、特にオープンバイト(開咬)と言われるケースでは8020(ハチマルニイマル。80歳まで20本以上の歯を残すこと)を達成できることはほとんどないという統計もあります。
印象を良くして歯も長く残すことができることが矯正治療の意義だと思います。

当院の矯正治療メニュー

  • 小児矯正
  • 大人の矯正(ワイヤー矯正の表側)
  • 部分矯正
  • マウスピース矯正(クリアコレクト)

矯正治療をご検討の方へ

院長の私自身も矯正治療の経験者です。治療中は大変だったこともありましたが、それ以上に長年コンプレックスだったことが改善されて精神的に前向きになれたと感じています。

ワイヤー治療のほかにマウスピース矯正も近年は発達してきたので選択肢も多くなりました。歯並びが勝手に治ることはないので、気になっていることがあったら是非相談しにきてください。

小児矯正

小児矯正

小児矯正の特徴

プレオルソという可撤式装置(小児矯正専用のマウスピース装置)を装着することにより、口腔筋機能を安定させ、本来あるべき位置に歯牙や舌、筋肉を位置付け、機能的な口腔発達を促します。

小児矯正を開始する時期

矯正治療にはお子さんの協力が必要になります。十分に説明してモチベーションがもてるようになる4才以降からできる治療もあります。ワイヤーを使わないと動かせないケースでは10才前後から治療が開始できます。

小児矯正の必要性

歯並びが悪いと骨の成長がうまくいかず、顎変形症になってしまう場合があります。受け口や鳥様顔貌は大人になってから治すには手術も必要になってしまいます。
正しく骨が成長し、顔貌もバランスが整うために小児矯正をすることをお勧めしています

小児矯正のメリット・デメリット

小児矯正は、大人の矯正よりも歯の動きは速いです。骨にも柔軟性があるので治療効果は実感しやすいと思います。
ただお子さんにとってストレスになってしまう可能性もあるので、治療する意義をしっかり説明して、一緒に頑張ろうと思えることが大切です。

治療の期間

小さいずれのケースでは半年以内に終わってしまうこともあります。ただし成長とともに状況は変わってくるので大人の歯が生えそろったら二次矯正により仕上げをしていく必要があります。

時間がかからないケース

一本だけ反対咬合になっていたり少数歯のケースでは治りも早いです。プレオルソの場合だと、協力的で毎日頑張ってくれる子は早く終わります。

時間がかかるケース

骨が小さく、骨自体を成長とともに広げなければならないケースは時間がかかります。お子さんのモチベーションがあがらず協力的になれない場合も時間がかかってしまいます。

小児矯正の流れ

  1. プレオルソの場合、噛み合わせの診断とサイズを確認しマウスピースを発注します。
  2. 最初はつける練習、唾を飲み込む練習をしながら習慣的に使えるようにしていきます。
  3. 歯の動きを定期的にチェックしたり調整したりして、良い状態になったら使用を終了します。
  4. ワイヤー矯正になった場合は、ボタンとワイヤーをつけて、月に一回ずつ調整をしていきます。
  5. 歯並びが改善できたら生え変わりが終わるまで経過観察をしていきます。

大人の矯正(ワイヤー矯正)

大人の矯正

大人の矯正の特徴

歯にブラケットというボタンをつけてそこにワイヤーを通して、ワイヤーの力で歯を動かしていく方法になります。矯正治療の中で最も確実性の高い方法です

矯正治療の年齢制限など

基本的に年齢制限はありません。ただし骨の代謝異常などの疾患があると難しい場合があります。

矯正治療がおすすめな方

笑った時に歯を無意識に隠してしまう方、ずれているところにいつも汚れが残ってしまうと気になっている方は矯正で改善し、自信を持てるようになるかもしれません。

抜歯が必要になるケースと
ならないケースの違い

顎の骨が小さいあるいは歯が大きいと、歯をきれいに並べることが物理的に難しくなってしまいますので、この場合は抜歯が必要になる可能性があります。
壁に椅子を並べたときに入りきらなければ椅子を減らすと思いますが、これと同様です。
診査をして抜歯が必要かを判断し、最終的には患者様と相談して抜歯するかどうかを決めていきます。

歯並びの乱れと体のトラブル

歯並びの乱れは虫歯・歯周病はもちろん、顎の歪みにつながるので、顎関節症、肩こり、腰痛と関係してきます。

大人矯正のメリット・デメリット

治療中はご飯が食べにくかったり掃除が大変だったりします。しかし歯を見せて笑うことができると自信が持てるようになります。これは矯正でなければ得られない満足感だと思います。

ただし、どんなに歯並びが良い人でも、生きているだけ歯は必ず少しずつ動きます。矯正と無縁だった人が40~50代になって前歯がガタガタになってきてしまうケースも多く見られます。

リテーナーという歯並びを保つ装置を使わなければ、またずれてきてしまう可能性もあることは知っておかなければなりません。

矯正装置の種類

プラスチックブラケット、セラミックブラケット、メタルブラケットの選択肢があります。ケースによってクワドヘリックスという奥歯を広げる装置を使用します。

矯正治療の流れ

  1. レントゲン撮影、模型、口腔内写真、顔貌写真によって診断を行います。
  2. 治療開始になったら、まずブラケットを歯に装着していきます。
  3. その後ワイヤーをセットして、月に一回調整を行なっていきます。
  4. 歯並びが完成したら装置を全て外してリテーナーを作製、装着して経過を見ていきます。

矯正治療中に気をつけること

虫歯

  • ブラケット周辺は清掃が難しく汚れが残りやすくなります。
  • 歯間ブラシなどの補助器具を使って清掃することを推奨しています。

クリーニング

  • 調整のタイミングで必要に応じて洗浄はしますが、定期的に衛生士によるクリーニングを勧めています。
  • 歯間ブラシなどの補助器具を使って清掃することを推奨しています。

生活習慣

  • 毎食後、歯磨きをすることが必須です。
  • 鏡を見て器具の周辺もしっかり清掃してください。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは

形の少しずつ違うマウスピースを何枚も使って、交換していくことで歯を動かしていく治療法になります。ワイヤー矯正に比べて矯正力が弱いので、ずれの小さいケースが適応になります。

マウスピース矯正の特徴

ワイヤーをつけることに抵抗があって矯正をできなかった人でも、矯正治療ができるようになったことがマウスピース矯正の功績です。マウスピースだけでは動かせる量に限界があるのも事実ですが、ワイヤーと組み合わせることで適応も広がり、両方のメリットを取り入れて治療することも可能です。

マウスピース矯正の治療期間

3ヶ月から1年のケースが90%を占めます。

他の矯正装置との違い

違和感が少なく、歯科医院でのチェアタイムも少ないので、ケースを選んで計画すればストレスも少なく、非常に有効な治療法です。

当院のマウスピース矯正

当院では、世界シェア2位のクリアコレクトを使用してマウスピース矯正を行います。
クリアコレクトは、独自の三層構造のマウスピースを使うことで矯正力が強く、壊れにくいのが特徴で、症例数も多く安心して受けることができます。
また、シミュレーションCGをスマホで共有することができます。

こんな方はマウスピース矯正が
おすすめ

目立たない矯正をしたい方、以前矯正をしたことがあるが後戻りが気になる方にお勧めです。

マウスピース矯正の
メリット・デメリット

メリット

見た目では矯正していることが分かりません。食事の時は外すことになるので食事のストレスが少ないです。

デメリット

マウスピースでは動かしにくい方向があるので、計画通りに動かない場合があります。その場合はマスピースを再設計するか、部分的にワイヤーやゴムをつけて動かす必要があります。

マウスピース矯正で対応できないケース

できないケース

  • 抜歯を必要とする、顎の骨が小さいケース

年齢制限

  • 乳歯の交換期は成長抑制の恐れがあるので適応できません。
  • 40~50代の大人でも治療可能です。

マウスピース矯正の流れ

  1. 無料(有料)相談 (約30分) お電話、もしくはWeb予約から無料相談にお申し込み下さい。
  2. 精密検査 (約30分) 必要に応じて、パノラマレントゲン、CT撮影を行い、お口の中の状態を拝見します。他院での検査結果のデータや、治療計画・見積もりなどをお持ちの方は、持参いただいても結構です。
  3. 歯型取り マウスピース矯正の場合は小さいカメラで歯をスキャンします。
  4. 保定 歯並びが元に戻らないように保定を行います。

矯正治療のよくあるご質問

矯正治療のよくあるご質問

治療前の質問

矯正治療にはどのくらいの費用がかかりますか?

治療方法や歯並びの状態によって異なります。
一般的な相場として、小児矯正(マウスピース型装置など)は約5万円〜15万円、大人のワイヤー矯正は約50万円〜100万円、マウスピース矯正は約60万円〜120万円、部分矯正は約20万円〜50万円程度です。
ブラケットの種類(メタル、クリア、セラミック)によっても費用は変わります。初回カウンセリング時に、患者様の歯並びの状態に応じた詳しいお見積もりをご提示いたしますので、お気軽にご相談ください。

矯正治療の期間はどのくらいですか?

治療期間は歯並びの状態や年齢によって異なります。
小児矯正は1〜3年程度、大人の全体矯正は1.5〜3年程度、部分矯正は3ヶ月〜1年程度が一般的です。治療後は後戻りを防ぐため、保定期間として1〜3年程度のリテーナー装着が必要です。

子どもの矯正治療はいつから始めるのが良いですか?

一般的には6〜7歳頃、永久歯が生え始める時期からの開始が理想的です。
この時期は顎の成長を利用した治療が可能で、将来的な抜歯のリスクを減らせる場合があります。ただし、お子様の歯並びや咬み合わせの状態によって適切な開始時期は異なりますので、一度ご相談ください。

大人でも矯正治療はできますか?

はい、年齢に関係なく矯正治療は可能です。
最近では30代〜50代で矯正を始める方も増えています。歯と歯茎が健康であれば、何歳からでも治療を開始できます。大人の場合、顎の成長が止まっているため治療計画が立てやすいというメリットもあります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正、どちらが良いですか?

それぞれにメリット・デメリットがあります。
マウスピース矯正(クリアコレクト)は目立ちにくく、取り外しができるため食事や歯磨きがしやすい反面、装着時間を守らないと効果が出にくいです。
ワイヤー矯正は幅広い症例に対応でき、確実に歯を動かせますが、見た目が気になる方もいらっしゃいます。歯並びの状態やライフスタイルに合わせて最適な方法をご提案いたします。

矯正治療で歯を抜く必要はありますか?

必ずしも抜歯が必要なわけではありません。歯の大きさと顎の大きさのバランス、歯並びの状態によって判断します。
当院では可能な限り非抜歯での治療を検討しますが、抜歯をした方が良い結果が得られる場合もあります。精密検査の結果をもとに、メリット・デメリットを丁寧にご説明いたします。

矯正治療は保険が適用されますか?

一般的な矯正治療は自費診療となります。
ただし、「顎変形症」や「先天性疾患による咬合異常」など、一部の症例では保険適用となる場合があります。保険適用の可否については、診察時にご説明いたします。また、医療費控除の対象になる場合もありますので、領収書は大切に保管してください。

部分矯正とは何ですか?どんな人に向いていますか?

部分矯正は、前歯など気になる部分だけを動かす治療方法です。
「前歯のちょっとした隙間が気になる」「1〜2本だけ歯が飛び出している」といった軽度の歯並びの乱れに適しています。治療期間が短く、費用も抑えられますが、奥歯の咬み合わせに問題がある場合は全体矯正をおすすめすることもあります。

治療中の質問

矯正治療は痛いですか?

装置を装着した直後や調整後の2〜3日間は、歯が浮くような感覚や軽い痛みを感じることがあります。
ただし、多くの場合、数日で慣れて痛みは落ち着きます。痛みの感じ方には個人差がありますが、日常生活に支障をきたすような強い痛みが続くことはまれです。痛みが気になる場合は、痛み止めを服用していただくことも可能です。

矯正治療中に食事制限はありますか?

ワイヤー矯正の場合、硬い食べ物(せんべい、ナッツ類)、粘着性の高い食べ物(キャラメル、ガム)は装置が外れる原因になるため控えていただきます。
マウスピース矯正の場合、食事の際は装置を外すため、特に食事制限はありません。ただし、色の濃い飲み物(コーヒー、紅茶)を飲む際は、マウスピースを外すか、装着したまま飲まないようにしてください。

矯正治療中の歯磨きはどうすればいいですか?

ワイヤー矯正の場合、装置の周りに食べかすが残りやすいため、毎食後の丁寧な歯磨きが重要です。
通常の歯ブラシに加えて、タフトブラシ(部分用歯ブラシ)や歯間ブラシを使用すると効果的です。マウスピース矯正の場合は、マウスピースを外して通常通り歯磨きができますが、マウスピース自体も専用のブラシで清掃してください。

治療中に虫歯になったらどうなりますか?

虫歯が見つかった場合は、まず虫歯治療を優先します。
軽度の虫歯であれば矯正治療を継続しながら治療できることもありますが、大きな虫歯の場合は一時的に矯正装置を外して治療することもあります。矯正治療中は虫歯になりやすいため、定期的なクリーニングと丁寧な歯磨きで予防することが大切です。

矯正治療中でも普通に話せますか?

装置を装着した直後は多少の違和感があり、発音しにくく感じることがあります。
特に「さ行」「た行」が話しづらいと感じる方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合、1〜2週間で慣れて普通に話せるようになります。マウスピース矯正の方が違和感は少ないですが、こちらも慣れるまで数日かかることがあります。

治療中にスポーツや楽器演奏はできますか?

ほとんどのスポーツは問題なく行えますが、格闘技やラグビーなど顔面に衝撃を受ける可能性のあるスポーツでは、マウスガードの使用をおすすめします。
管楽器の演奏は、慣れるまで少し時間がかかる場合がありますが、多くの方が問題なく演奏を続けています。マウスピース矯正の場合は、演奏時に外すことも可能です。

矯正装置が外れた・壊れた場合はどうすればいいですか?

すぐに当院にご連絡ください。
ワイヤーが外れた場合や、装置が口の中に当たって痛い場合は、応急処置としてワックスで覆っていただくこともできます。マウスピースが破損した場合は、一つ前の段階のマウスピースを装着し、できるだけ早くご来院ください。緊急時の対応方法は、治療開始時に詳しくご説明いたします。

治療の途中で引っ越すことになったらどうなりますか?

転居先の矯正歯科医院をご紹介し、治療を引き継ぐことが可能です。
その際、これまでの治療記録や資料をお渡しいたします。ただし、転院先での治療費は改めて発生しますので、あらかじめご了承ください。

治療後の質問

矯正治療後、歯並びが元に戻ることはありますか?

矯正治療後、保定装置(リテーナー)を正しく使用しないと、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こる可能性があります。
後戻りを防ぐため、治療後は指示通りにリテーナーを装着することが非常に重要です。特に治療直後の半年〜1年は歯が動きやすいため、指示された時間はしっかりと装着してください。

保定装置(リテーナー)はどのくらいの期間使いますか?

一般的には、治療期間と同じくらいの期間、リテーナーの装着が必要です。
最初の1年程度は1日20時間以上の装着が理想的で、その後は就寝時のみの装着に移行していきます。歯は一生動き続ける可能性があるため、理想的には長期的な使用をおすすめしています。

治療後のメンテナンスは必要ですか?

はい、治療後も定期的なメンテナンスが重要です。
リテーナーの状態確認、歯並びのチェック、クリーニングなどを行います。一般的には3〜6ヶ月ごとの来院をおすすめしています。せっかく整えた歯並びを維持し、お口の健康を保つために、定期的なメンテナンスを続けましょう。

矯正治療後にホワイトニングはできますか?

はい、矯正治療が終了し、歯並びが安定してからホワイトニングを行うことができます。
きれいに整った歯並びに白い歯が加われば、より美しい口元になります。ホワイトニングを希望される場合は、治療終了後にご相談ください。ただし、保定装置を使用している期間中は、ホワイトニングの方法に制限がある場合があります。