成城学園前駅から徒歩1分の歯医者

小児矯正

顎がまだ育っている時期にしか、
できない治療があります

子どもの顎は、成長の真っ最中です。
この成長する力を味方につけられるのが、小児矯正のいちばんの強み。歯を動かすだけでなく、歯が並ぶ「土台」そのものを整えていけます。骨の成長が止まった大人になってからでは、同じ治療はできません。

歯並びを大きく左右するのは、顎の広さです

歯並びを大きく左右するのは、顎の広さです

永久歯は、乳歯よりひと回り大きな歯です。顎が狭いままだと並びきらず、歯が重なったり、前に押し出されたりしてしまいます。
顎の広さが関わるのは、見た目の歯並びだけではありません。噛み合わせや顎の健やかな発育、さらには顔立ちのバランスにも影響します。
では、なぜ顎が狭くなるのか。多くの場合、口呼吸や舌の置き場所の癖といった、普段のお口の使い方が関係しています。

子どもの不正咬合の種類について

上顎前突

上顎前突

横から見た時に上の歯が出ている

開咬

開咬

奥歯は噛むけど前歯が閉じない

過蓋咬合

過蓋咬合

上の歯が下の歯に覆いかぶさっている

反対咬合

反対咬合

横から見た時に下の歯が出ている

叢生(ガタガタ)

叢生(ガタガタ)

4人掛けの椅子に6人座っている状態

顎を広げる装置「プレオルソ」

プレオルソ

プレオルソは、成長期のお子さまのためのマウスピース型の矯正装置です。顎の幅を広げ、歯がきれいに並ぶ土台をつくります。口呼吸や舌の癖にも働きかけるので、歯並びが乱れる原因から見直していけるのが特長です。

プレオルソの強み

  • 柔らかい素材なので、つけたときの痛みや違和感が少なく、小さなお子さまでも始めやすい装置です
  • 使うのはご自宅にいる時間。学校につけていく必要はありません
  • 取り外せるから、食事も歯磨きもいつもどおり
  • つけているうちに、鼻で呼吸する習慣や舌の正しい位置が身についていきます
  • 歯に装置を貼りつけないため、ワイヤー矯正に比べるとお子さまの負担は軽めです

仕上げは、
永久歯がそろってからの2期矯正で

仕上げは、永久歯がそろってからの2期矯正で

プレオルソでつくるのは、あくまで歯が並ぶための土台です。1本1本のねじれや傾きを細かく直すことはできません。
そこで、永久歯が生えそろった段階でワイヤー矯正(2期治療)に進み、歯並びを仕上げていきます。

段階 時期 目的
1期治療 乳歯と永久歯が混在する時期 プレオルソで顎を広げ、
歯が並ぶ土台をつくる
2期治療 永久歯が生えそろった後 ワイヤー矯正で、
歯の向きや位置を整えて仕上げる

先に土台を整えておけば、2期治療で歯を抜かずに済む可能性が高まります。仕上がった歯並びが安定しやすいのも、1期治療をしておく大きな利点です。

拡大床を使うこともあります

多くのお子さまはプレオルソで十分対応できます。ただ、顎をかなり大きく広げなければならないケースでは、拡大床を選ぶこともあります。

拡大床とは

装置の真ん中についたネジを少しずつ回して、顎を横に広げていく取り外し式の装置です。広げる力はプレオルソより強めです。

それでも当院がプレオルソをすすめる理由

ネジを回すのは、ご家庭での作業です。週に2回ほど、保護者の方に回していただく必要があります。
これが、意外と続きません。回し忘れや途中でやめてしまうことがあると顎は広がらず、治療もそこで止まってしまいます。
当院では、拡大床は顎の狭さが極端な場合に限って使用し、通常はご家庭の負担が少ないプレオルソをおすすめしています。

プレオルソだけで終えるという選択肢

2期治療に進まず、プレオルソで治療を終えることもできます。
とはいえ、プレオルソだけで歯並びがきれいにそろうのは100人に1人ほど。かなり珍しいケースです。
お子さまに何が合うのかは、お口の中を詳しく調べてはじめて見えてきます。まずは一度、当院で検査を受けてみませんか。

小児矯正を始める時期

小児矯正を始める時期

矯正は、お子さま本人の協力があってこそ進む治療です。
なぜ装置をつけるのかを理解して、「やってみよう」と思えるようになる4歳頃から始められる治療もあります。一方、ワイヤーでなければ動かせない歯並びの場合は、10歳前後からのスタートです。
適した時期はお子さまによって違います。気になったときが、ご相談のタイミングです。

治療期間

1期治療にかかる期間は、歯並びの状態と、毎日どれだけ装置をつけられるかで変わります。軽いケースなら、半年以内に終わることもあります。

短く済みやすいケース 長くかかりやすいケース
反対咬合が1本だけなど、限られた歯の問題 顎が小さく、成長に合わせて広げていく必要がある
毎日きちんと装置をつけられている 装置をつける習慣がなかなか続かない

小児矯正の流れ

  1. ご相談歯並びで気になっていることを伺い、治療の進め方と費用の目安をお伝えします
  2. 検査・診断噛み合わせを確認し、お子さまに合ったプレオルソを選びます
  3. 装着の練習まずは装置に慣れるところから。つけ方や唾の飲み込み方を練習しながら、毎日使う習慣をつくっていきます
  4. 定期チェック歯の動きを確認し、必要があれば装置を調整します
  5. 部分的なワイヤー矯正必要な場合のみ。歯にブラケットとワイヤーをつけ、月1回ほど調整します
  6. 経過観察1期治療を終えたら、永久歯への生え変わりが落ち着くまで見守ります
  7. 2期治療永久歯がそろったら、ワイヤー矯正で仕上げです。詳しくは矯正歯科ページへ

小児矯正の費用

小児矯正の費用

小児矯正は自費診療です。金額はすべて税込です。

プレオルソ単体 60,000円
1期治療(プレオルソまたは拡大床+部分的なワイヤー矯正) 400,000円
2期治療(クリアブラケットによるワイヤー矯正) 350,000円
  • 1期・2期を続けて行う場合は、合計750,000円です
  • 1期治療の費用には、プレオルソ(または拡大床)の装置代も含まれます
  • 矯正治療は、医療費控除の対象になる場合があります。領収書は捨てずに保管しておいてください

小児矯正のリスク・副作用

  • 装置に慣れるまでは、違和感や軽い痛みが出ることがあります
  • 毎日つけないと、期待した効果は得られません
  • 成長のスピードには個人差があるため、治療が予定より長引くこともあります
  • 多くの場合、永久歯がそろった後に2期治療が必要です

小児矯正のよくあるご質問

Q.乳歯の歯並びが悪くても、生え変わりで自然に治りますか?

残念ながら、自然に治ることはほとんどありません。乳歯がすき間なくぎっしり並んでいる場合、後から生えてくる大きな永久歯の場所が足りなくなるおそれがあります。受け口のように、成長とともに悪化しやすい歯並びもあります。

Q.子どもが装置を嫌がったらどうすればいいですか?

最初は嫌がるお子さまも少なくありません。
短い時間から少しずつ慣らしていけば、多くのお子さまが自然と使えるようになります。なぜ装置をつけるのか、お子さまにも分かる言葉でお話しし、続けられるよう当院でもサポートします。

Q.装置をなくしたり、壊したりした場合は?

まずは当院にご連絡ください。サイズの変更や再作製が必要かどうかを確認します。

Q.スポーツや習い事に影響はありますか?

プレオルソはご自宅で使う装置なので、ほとんど影響はありません。部分的なワイヤー矯正をしている期間に、顔にボールが当たりやすい競技をする場合は、マウスガードをおすすめしています。